郷土を描く美術展知事賞受賞

3月17日(月)、「令和6年度郷土を描く美術展」において、知事賞を受賞した浅井花奈さん(加納中学校3年生)、喜多智子さん(桶川中学校2年生)が市役所を訪問されました。

「郷土を描く美術展」は、県内の小・中学校等1137校450,535人の児童生徒から出品があり、小学校低学年(1~3年)小学校高学年(4~6年)、中学校の3部門に分かれて審査が行われ、計120点が知事賞に選ばれました。

浅井さんの作品「靉靆(あいたい)」※は、下校の際、校庭のわきの道路から見えた雲の様子が、夏休みの宿題や部活の大会・受験等多くのものに追われる自分の心模様と重なったため、それを表現しようと描いたとのことで、今にも雨が降り出しそうな、夏のどんよりした黒い雲の様子と、草木の深い緑色に引き込まれる作品です。

喜多さんの作品「紅花畑」は、桶川市の特産である紅花が、更に世の中に知れ渡って欲しいという思いを込めて描かれたそうで、夕焼けと紅花の鮮やかなオレンジ色が画面いっぱいに広がるとても美しい作品です。

絵の上手さや色彩の美しさはもちろんですが、お二人が絵に込められた思いが伝わるとても素晴らしい作品だと思います。

この度のご受賞、誠におめでとうございました。

※靉靆・・・雲がたなびいている様子や、気分・表情などが晴れないさま。