長野新「鉄陶Ⅱ」

4月29日(火)~5月3日(土)、「ギャラリーカフェラルゴ」(さいたま市中央区)にて開催された、市内在住の長野新(あらた)さんによる作品展「鉄陶Ⅱ」を訪問しました。

長野新さんは、昭和38年に人間国宝に認定された初代長野垤志(てつし)さんのお孫さんで、父親の2代目長野垤志さんが昭和48年に開設した市内の自宅に隣接する「長野工房」で、現在も和銑(わずく)(砂鉄を原材料に日本古来の製鉄法で作る鉄のこと)を使い茶釜などを製作されています。

今回の作品展は、陶芸家 松田由岐子さんと共同での作品展で、長野さん製作の茶釜や松田さん製作のお茶碗などを使用して、長野さんの奥様のお点前によるお抹茶を大変美味しくいただきました。

今年の10月には新さんが3代目長野垤志を襲名されるとの事で、今後益々のご活躍が期待されます。

今後も、高度な匠の技の素晴らしさを多くの方々に知ってもらうとともに、日本古来の伝統を未来へ継承されますことを願っています。